第34回北上市民劇場/あらすじ

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第34回北上市民劇場/あらすじ

2011年2月 4日(金曜日) テーマ:平成22年度の活動

遙かなる星の瞬きを~舟運から鉄道へ~

文明開化の波はこの黒沢尻にも迫って来ていた。この町に鉄道が通ることになったのだ。

ときは明治21年、舟運で栄える町で育った伸吉は祖父や父親のような船頭になることを夢見ていた。しかし、舟運関係者の間では不安が広がっていた。鉄道工事が着々と進むにつれ、自分たちの生活の基盤である舟運が鉄道に取って替わられることを肌で感じてるのだ。

そんなある日、鉄道の測量小屋が荒らされる事件が起き、伸吉に疑いがかかってしまう。折しも伸吉が初めて舟に乗る前日だった為「こんな騒ぎを起こす奴は縁起が悪い。舟には乗せら れない。」と、船頭=虎之助から宣告される。先輩水主の好太が必死にとりなしてくれるが・・・

伸吉は、それから起こる様々な出来事や鉄道会社の源三郎との出会いを通し、「自分の将来のあり方」 に悩みながらも成長していく。

脚本/鵜目 陽



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